今年の1月にご紹介した「2024年活動予定（1-3月）」の記事の中で触れた「新ケースの開発」に関して、兼ねてより製作を進めてきたものがカタチとなり、この度ようやく皆さんにご紹介できるようになりました。

新ケースの具体的な内容としては、台座部に木材を用いてデザインを彫刻した「和風ケース」というものになります。

試作ケースとなるこの和風ケースですが、ベースとなるケースの仕様は現在既製品ケースとして販売している「照明あり【E】天井＋床照明」と同様のサイズ・仕様となっています。

 またこの和風ケースを製作する上でキーポイントとなっているのが、木材を用いたデザイン加工を施した台座部になります。今回はこの台座部のデザインコンセプトとして、人気作品かつ和風デザインとの親和性も高い「鬼滅の刃」のイメージを取り入れたものを製作しました。

和風ケースの肝である木材を用いた台座部。
レーザー加工によって細かなデザイン意匠も見事に再現されており、今回は「彫刻パターン」を用いた加工になっています。
この他にも「任意の箇所をくり抜く」「塗料を塗ってウォールナット色にしたりする」などといったことも可能なので、和風ケースとして今後色々とブラッシュアップしていく余地は大いに残っています。

上記台座デザインには真ん中を中心に上下でそれぞれ、鬼滅の刃に登場するキャラクターを連想させるデザインを反映させています。

ちなみにこの台座部に使用している4面分の木材のデザインプレート、1枚あたりのサイズはW250mmH80mmとなっていますが、1枚に施すデザインのレーザー加工にかかる時間は約10分となっています。
デザインの内容や加工方法（彫刻ではなく抜き加工）によっても加工時間は左右されますが、シンプルなアクリル板を用いるのに比べると、やはり製作にかかる費用と時間は増えざる得ないという点はあります。

いかがでしょうか？

実際にフィギュアを入れることでよりその世界観に厚みが増すように感じますし、台座部のデザインや加工法、色にもよってさらにその見え方の印象が変わるのがこのケースの魅力なのかなと思います。

今回のこの和風ケースの製作は、ショーケースラボができることの一端を皆様にみていただきたいという想いからはじまった企画です。

そしてショーケースラボが掲げる「アナタのフィギュアを、最高の環境に」というコンセプトを具体的に体現していくための1つの可能性の提示でもあります。

この和風ケースは現段階で実販売へのラインナップ追加は未定ですが、このようなケースが欲しいというお声など多くいただけるようであれば、その時には実際の製品への追加も前向きに検討したいなと思っています。

今後もこうした可能性の提示に繋がる製作アプローチは続けていきたいと思っていますので、少しでも興味のある方はチェックしていただけると嬉しい限りです。

また、お客さまの方から「こんなケースが欲しい、見てみたい！」といったお声もいただければ、そういうケースをつくってみるというのも面白いかなと思いますので、いずれにしてもショーケースラボのSNSやブログ、HPなどを定期的にチェックくださいませ！